ヱヴァンゲリヲン新劇場版・破を見てきた

ネタバレな感想.







全体的な感想

戦闘シーンが多め&長めなのでシンジ達がくよくよする時間が非常に短く,えらいサクサクと進んでいた.テレビ版だと戦闘シーンが三割ぐらいだったように思うけれど,破は戦闘シーンが七割ぐらいじゃないかというのが体感.ジャンプのバトル漫画を彷彿させるような爽快感で,エンターテイメント性は抜群に上がったと言うのが感想.

陰鬱な展開もかなり減って,登場キャラの性格もやや前向きに変更されていた.全く救えない展開というのが無くなっており,カンヌ的なアニメからハリウッド的なアニメに変わっていた.救えない展開が好きなのでちょっと残念.

ネタ

随所にネタがちりばめられていて,遊んでるなぁ,と言うのが感想.加持xシンジのBL,アスカがペンペンに驚くシーン,新キャラ・マリのメガネメガネなどなど.ちょっと狙いすぎの感もあったけど,ニヤニヤしてしまったので,負けを認めざるを得ない.

疑問点

ダミーシステムに切り替わったシーンで,外の状況を知れないシンジがやめろと叫んでいるのはちょっと違和感.何が起きてるか分かってるのだろうか?
あと,戦闘シーンで流れる童謡はどうなんだろうか.無くはないけれど,制作者の意図が見え見えで若干興醒めしたのもまた事実.

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UCCの缶コーヒー登場しすぎ.さすがに多すぎだろう.
ミサトの使用PCはPanasonicのLet's note.これはさりげなくて良かった.

キャラ

レイ・アスカ・ゲンドウのデレっぷりが激しかった.レイの性格がロボットのような性格から,感情を表に出すのが下手な乙女というような性格へ変わった上,シンジとの絡みも多くなったので,レイがメインヒロインとなっていたのは間違いないだろう.
しかしながら,今回,最も重要な立ち位置に居たのがアスカ.エロシーンを担当したり,レイに対してのいろんな意味でのライバルとなったり,死亡フラグ立てながら悲劇のヒロイン役になったりと,破でのキーパーソンは彼女に間違いない.性格もやたらヒステリックなキャラから,前向きなツンデレ乙女に変更されていたので,感情移入もしやすかったのではないだろうか.そのおかげでクライマックスシーンも映えるし,ホントに重要な役だったと思う.
新キャラのマリは,メインキャラクターとはあまり絡みが無く,次回作のQまで感想は保留かな.式波・アスカ・ラングレー + マリ = 惣流・アスカ・ラングレーかな.惣流の狂気を分離させたように思える.

次回予想

レイ・アスカ死亡で,まさかのシンジx加持xカヲルのBLエンドにつき腐女子歓喜



以上.
思わず感想を書きたくなるぐらい面白かった.
エヴァはヱヴァとなりエンターテイメントな作品に生まれ変わった.