Windows 7をMacOS XのBootcampとVirtualBoxの両方で動かす

利用するホストOSはMacOS X Snow Leopardで,まず,普通にBootcampを使ってWindows 7をインストールする.ここら辺の説明は割愛.インストール後のディスクは以下のようになる.

Current MBR partition table:
# A Start LBA End LBA Type
1 1 409639 ee EFI Protective
2 409640 318914599 af Mac OS X HFS+
3 * 319178752 488396799 07 NTFS/HPFS

Macのブートシーケンスにはインテルの提唱した新しい規格であるEFIが採用されているため,第一パーティションEFIのために割り当てられている.これは,デバイスファイルで言うところの/dev/disk0s1に相当する.
また,MacOS Xは第二パーティションの/dev/disk0s1に,Windows 7は第三パーティションの/dev/disk0s3にインストールされている.

VirtualBoxは,この/dev/disk0s3を通してブートすることでWindows 7を起動することができる.しかしながら,通常,HDDへのデバイスファイルはroot意外は読み書きできないため,ファイルの管理者権限を666に変更しておく.

% sudo chmod 666 /dev/disk0s3

つぎに,VirtualBoxのためのディスクイメージを作成する.作成したディスクイメージの所有者はrootとなってしまうため,自分のユーザ名に変更しておく.

% sudo VBoxManage internalcommands createrawvmdk -rawdisk /dev/disk0 -filename win7raw.vmdk -partitions 3
% sudo chown [your username] *.vmdk

あとは,VirtualBoxで新規仮想マシンを作成し,利用するHDDイメージに先ほど作成したwin7raw.vmdkを指定すればWindows 7が立ち上がる.