デフレ脱却は難しい

何故日本はデフレなのか?
http://blogpal.seesaa.net/article/81163679.html

1、ここ5年ほど、世界的に、資金ジャブジャブが続いている。理由は、FRBの低金利政策、日銀のゼロ金利政策、途上国の余剰貯蓄のため。

2、あふれ出したマネーは、国債や株券だけでなく、一次産品にも流れ込む可能性がある。その場合、一次産品の価格高騰をも、もたらす。

3、日本は食料自給率が低く、鉱山資源などがないため、石油、石炭、天然ガスレアメタルなどは全面的に海外に頼っている。

日本は、海外で生産された生活必需品が割高になっても買うしかない。

そうなれば、国内で生産されたモノ・サービスにまわるおカネが減る。

結果的に、国内で生産されたモノ・サービスの需要が減ることになるので、価格が下がる。

結果的に、輸入するしかない生活必需品の値上がりが、国内のデフレの原因となる。

たぶんちょっと違うようにおもいます.専門家ではないので外しているかも知れませんが,日本がデフレ不況であるといわれていたのが,2000年前後からで,このあたりからCPIやコアCPI,GDPデフレータがマイナスになっていっています.その後2001年頃からゼロ金利政策等で日銀は量的緩和を行い,2006年3月に量的金融緩和政策を解除しています.この間,少しずつではありますが,コアCPIやGDPデフレータはマイナス無限大からゼロに近づいてきていっています.しかし,では,なぜ金融政策がうまくいかなくてすぐにインフレにならなかったというと,小泉政権下における緊縮が問題なのではないでしょうか?金融緩和すると政府は緊縮し,積極財政を行うと日銀は金融引き締めを行ってしまったためだというのが僕の認識です.

ゼロ金利政策
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BC%E3%83%AD%E9%87%91%E5%88%A9%E6%94%BF%E7%AD%96


で,本筋に移りますが,ここ数年金融緩和して徐々にデフレ圧力が弱まってきたのですが,あろうことが,じゃぶじゃぶになったお金が一次産品に流れていってしまった.となるとこれはたぶん,仰るとおりで,国内におけるデフレ圧力となってしまいました.その証拠に,ここ数年の一次産品の値上がりはCPIを押し上げる変わりに,コアCPIやGDPデフレータを押し下げていっています.

つまり、世界的な資金ジャブジャブ現象こそが、日本のデフレを引き起こしているってことです。


なので,これは正しくなく,デフレを脱却するための政策が,巡り巡ってまたもやデフレ圧力となってしまっている,という認識が正しいような気がします.デフレを引き起こした原因ではなく,デフレの脱却が如何に難しいかという証左ではないでしょうか?

絶対にやりそうにないが、効果が高そうなのは、アメリカと日本、それから中国が、一気に金利を引き上げることになる。


そうなれば、一時的に、これら三カ国で、企業倒産がおこり、失業者が3%くらい増えるだろうが、一方で、消費に急ブレーキがかかるので、一次産品の価格が下がる。

また、高金利になるので、マネーが不動産や株から債券に流れ込む。結果として、不動産バブルを防げる(かもしれない)。

多分、3〜4年くらい、世界成長に悪影響がでるだろうけど、不動産バブルと一次産品の値上がりを止めれる。


これは絶対無理ですね.3〜4年で収まればいいけれど,10年スパンとなるともうそれは最悪です.企業倒産や失業の増加は将来不安を生みさらなるデフレ圧力を招いてしまうように思えます.


詳細な数値は,もとの記事のリンク先見てください・・・


とおもったら,はてぶで指摘済みか・・・